秋に多くなる抜け毛は、動物が冬毛に換わる前に抜け毛が増える現象の名残とも言われています。
動物は秋から冬にかけて、ふっくらふわふわの毛並みに変わっていきます。
毛が生え換わる時期を「換毛期(かんもうき)」といいますが、その時期が秋です。
人間も動物なので、秋になると換毛期を迎えるという考え方があります。
換毛期であれば生理的なものなので、自分でコントロールできるものじゃないわけです。
このような、秋という季節的な要因意外にも、秋に女性の抜け毛が増える理由として、紫外線の影響があります。
紫外線は一年中降り注いでいますが、4月~8月がピーク。
「紫外線によるダメージなら、見た目や手触りでわかるんじゃないの?」
と思うかもですが、外面からではわかりにくいのです。
確かに、肌なら紫外線を浴びると日焼けするからわかりやすいですよね。
でも、頭皮ならどうでしょうか。
紫外線対策で顔や身体には日焼け止めを塗っても、頭皮のケアまでしていない人はとても多いです。ふだんは日傘や帽子で紫外線対策をしていても、海やプールではそうもいきませんよね。
暖かくなった春から暑さ真っ盛りの夏にかけて、頭皮はずっと紫外線の影響下にあります。
頭皮が受けたダメージは、ダメージを受けた2~3か月後に影響が出ると言われています。
紫外線を浴びると活性酵素が増加し老化を進めることが知られていますが、毛根に影響すると抜け毛が増えてしまうんですね。
頭皮が紫外線を大量に浴びると、肌を守ろうとして活性酸素が大量に発生します。
そうすると、頭皮のコラーゲンが壊され頭皮が硬くなります。
頭皮が硬くなると毛根が詰まり、そこから抜け毛となってしまうのです。
「紫外線対策は一年中必要」
といわれる時代、頭皮のダメージも考えないとですね。
紫外線が薄毛につながることもありますので、日頃から頭皮の紫外線対策も気をつけたいところです。
また、夏バテも秋の抜け毛の要因のひとつです。
夏の暑さにやられて食欲がなくなっていたら、栄養不足になっているかもですし、
暑苦しくてよく眠れなかったりすると、ストレスがたまっています。
身体が夏の影響をひきずっていることが、秋に髪の毛が抜ける原因になっている可能性もあります。