冬など空気が乾燥するときは、鏡を見るたびに髪のバサバサ感や、枝毛、切れ毛が気になります。
手入れをしなければと焦りつつ、どうすればいいのか悩むことはありませんか??
冬は空気が乾燥していること、温風が漂う屋内では湿度が低くなること、風が髪にあたり続けることなどで、毛髪と頭皮ともに乾燥します。
また空気の乾燥や湿度が低下した環境で髪同士がすれると、静電気が発生しやすくなります。
さらに、寒さで毛細血管が収縮して頭皮の血流が悪くなると、毛髪に十分な栄養が行き届かないようになります。
これらの影響で髪がバサバサになり、枝毛や切れ毛が増えます。
実践したい冬のヘアケアの3つのコツを紹介します。
(1)保湿のコツ
・シャンプーの選びかた
シャンプーはおもに、水と洗浄成分である「界面活性剤」でできていて、おおまかに高級アルコール系シャンプー、石けん系シャンプー、アミノ酸系シャンプーの3つに分けられます。
中でも、高級アルコール系シャンプーと石けん系シャンプーは、頭皮が乾燥ぎみの人には向きません。
アミノ酸系シャンプーは、乾燥肌、敏感肌の人、髪がバサバサとしている人に向きます。乾燥が気になる場合はアミノ酸系シャンプーを選ぶとよいでしょう。
また洗髪時には、つめを立てる、ゴシゴシと洗う、毛髪をこすり合わせるなどしないように洗いましょう。
・髪の乾かしかた
髪を自然乾燥にすると、キューティクルが開く、はがれやすくなるなどで毛髪が乾燥する、傷みやすくなります。
髪を乾かすときは、まずはタオルで頭皮や毛髪をやさしく押さえて水分を吸収したのち、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを適量つけます。
次に、ドライヤーを使って手ぐしで乾かします。
髪ではなく頭皮を乾かすイメージで、つむじ、側頭部、頭頂部の順に、毛髪の流れに沿って7割を温風、3割を冷風で乾かします。
・ヘアミストやスプレー
髪に潤いを与えるヘアミスト、ヘアスプレー、ヘアクリームを持ち歩き、こまめに使用しましょう。
・室内の環境
暖房の風が髪に直接あたらないように、風の向きを設定しましょう。
また、部屋の湿度を50~60%に保ちます。加湿器の使用、濡れたタオルを干す、浴槽や洗面器、コップに水を溜めて置いておくなどしましょう。